10 th Shanghai Biennale 2015/03

 2015/03

ModernARTの祭典、Shanghai Biennaleが2014年11月から2015年3月まで、上海当代芸術館で開催されている。1996年から始まっている上海Biennale,今年で10回目となるそうだ。今回のテーマは"Social Factory"

20世紀の近代化によって、社会がどのように変わってきたのか?今後、社会はどのように変わっていくべきか?などを現代アートの観点で表現している。

地下鉄を降りて、会場に向かうまでの思ったことは、上海ってモダンアートの街なんだなということ。アートというよりは建築かもしれないけど。このあたりはSDC(Shanghai Desgin Center)としてアート系の事務所があった。

会場の「上海当代芸術館」は、その昔、清の時代にここに中国初の発電所(どんな発電所か興味あります:今度調べてみよう!)が建築されたこがスタートとなり、2005年まで使われ、2010年の上海万博ではパビリオンとして使われ、2012年よりモダンアートの拠点としてスタートしたそうだ。

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右側の、候俊明さんの「AsianFather」という作品が気になった。最近、木を描いた絵を見ることが多く、枝や葉っぱの描き方を注目しているのだけど、これを見たとき、木の幹からたどって見ていったら、鳥にたどり着いたことにびっくりする反目、そういう表現の仕方があるんだなと思ったりした。中国は昔から水墨画がある。これはこのテイストを生かしながらも、それを現代風に表現した感じがいけてるのかなと思った。

左は、白壁+黒電話で表現されたアート。受話器からは昔の中国歌謡曲が聞こえてくる。Liu Ding 刘鼎さんの作品。会場の中で一番存在感あったオブジェだったかな。電話となると必ず受話器を上げて聞いてみたくなる。そこに伝えたいメッセージを流す。これって単純だけどすごいことだなと感じた。

 

 10回を記念し回顧展示コーナがあり歴代ポスターが展示されていた。

上海現代アートに歴史あり。これから「もっともっと」「どんどん」成熟していくのかな。

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