YuzMuseum@Shanghai RAIN ROOM By RANDOM INTERNATIONAL
上海には芸術区がいくつかある。ここ西岸芸術区はまさに開発&整備の真っただ中。ここ最近、いろいろな美術館が競うようにOpenし、綺麗な公園が整備され始めている。
その西岸地区にあるYuzMuseum (余德耀美术馆) はインドネシア人華僑であるBudiTekさんが2014年5月にOpenした美術館。建物は日本人建築家の藤本荘介さんが設計し、もともと飛行機の格納庫を改造したものです。「華僑のお金持ちが美術館をOpenする」あまりの自分との次元の違いに言葉を失います。
今回はRANDOM INTERNATIONALというロンドンのアーチストグループが手掛けたRAIN ROOM特別展が開催されていた。NY近代美術館[MoMA]で9時間待ちという歴代最大級の人気を誇ったインスタレーションで、アジア初上陸だそうです。BON JOVIは直前キャンセルで中国に来なかったけど、現代アートはやっぱり中国にも来るのだと素直に感激。(BONJOVIキャンセル理由は未公開)
詳しい解説はこちらにお任せします。
僕が行った日で1時間待ちで大盛況。ダフ屋も出てましたし、外国人も結構いました。注目度の高さがうかがえます。
実際に部屋に入ってみた。やはり「すごい」「面白い」「今までにはない体験」天井にセンサが張り巡らされ、人が通るとそこだけ雨がやむ仕組みになっている。恐る恐る歩いてみると、それに合わせ雨が止まっていく。そして通り過ぎたところから雨がまた降っていく。なんとも不思議な感覚。たまに壊れているのか、雨が止まらず、洋服にちょっと水が跳ねるところも愛嬌だ。WEB記事にも書いてあったが、「雨以外の要素はできるだけシンプル」という構図も素晴らしい。思わず上を見て、雨が止まったことを確認して歩いてしまう、、、こんなアートが手軽にみられることに感動です。
天井を見上げて撮影
この地域から5分も歩けばまだまだ開発&整備中で建設中のビルが立ち並んでいます。「中国経済が鈍化」の言葉がメディアを賑わしている昨今です。それでも、まだまだ建設は続いている様子です。どこまで発展するのだろうか?
美術館のHP