中央美術学院@北京

前から気になっていた、「中国で最も権威がある著名な美術大学」と言われる、中央美術学院へ行ってきました。場所は北京四環路近く、あの798芸術区からも遠くはない距離です。この大学への入学は難しくなんと、90%受験者が不合格になるとのことです。

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中央美術院にある美術館は、日本人の磯崎新が設計した六階建ての非常にスケールが大きい建物です(最近「スケール大きい」という言葉を連発気味)入場券を15元で購入すると作品が閲覧できる。今回は3つの展覧会が同時に開催されていた。

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美術大学の美術館だけのことはあり、印象的な絵画が沢山あった。特にいいなと思ったのは、やっぱり中国的な「水墨画チックな絵画」かな(カラーで墨一色ではないので水墨画とは言わないのかもしれないけど、詳しいジャンル分けができずごめんなさい)

ここに描かれている「黄山」は中国安徽省にある有名な景勝地で、幻想的な山として中国人なら誰でも知っています。この絵画は「当たり前の幻想さ」を見事に表現しています。素晴らしい。

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現代アート系でも沢山の絵画があった。ここ最近はこのようなシンプルな構図に惹かれれる。窓から先の風景が、確かに中国によく見るありふれた風景が見事に描かれている。こんな「今の中国らしさ」を感じれるところも魅力なのかなと思う。

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POP的な絵画も多数の絵画が展示されている

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この作品、すごい簡単に描いているように見えます。でもいざ描くと本当に難しいんだろうな。

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この大学は立派な日本語のHPもあります。人口大国中国で、最難関の芸術大学に入学し勉強ができる「芸術エリート」ってきっとすごいんでしょうね。

学校概況中央美術学院について-中央美术学院

中央美術学院は中国の首都・北京市に位置し、中国の歴史、文化の粋が集まる、芸術に溢れた場所として、世界レベルの芸術環境をそなえた美術大学です。これまで、現代中国の芸術教育をリードする学院として、開校以来90年にわたり多くのすぐれた芸術人材を育ててきました。中央美術学院は、中国芸術を理解したい、中国芸術創作の雰囲気を感じたい、また、芸術の創造に身を置くひとたちに、完璧な環境を提供しています。

中央美術学院には造型学院、中国画学院、設計学院、建築学院、人文学院、都市設計学院の六つの専門学院が設置され、さらに継続教育学院と附属美術高校が併設されています。中央美術学院には充実した図書館、美術館、芸術工作室などの施設があります。また、『美術研究』、『世界美術』の二つの国家一類学術刊行物を編集、出版、発行しています。

中央美術学院は常に人材育成を根本任務として、芸術エリート人材の教育に力を入れ、学院の規模を適宜発展させ、学術性、実験性、実践性と多学科の総合発展という現代美術教育モデルを推進しています。

美術館のHP(中国/英語)

Overview | CAFA Art Museum