Pompidou Centre @Paris 2015/06

Pompidou!! 上海当代美術館でお目にかかったRenzoPiano氏が設計した有名な建物。これができたのは1970年代。この時代に彩色されたむき出しのパイプとガラスで美術館を作ることを決断した、シャルルドゴール政権のPompidou首相にまずは脱帽。なんでも新しいことをやるには反対勢力があるはず。そこで「自分の意志を曲げず」「みんなの協力を得ながら」ここまでのモノを作り上げた人達がいることに非常に感銘!!どんな思いでPJが進んでいったのだろう?きっとすごい情熱を持っていたに違いない。自分の名前がついた美術館が開けるなんて素敵なことですよね。

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今回は、Le CorbusierとMona Hatoum の展示。

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ル・コルビュジエは、スイス人。フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエとともに、近代建築の三大巨匠の一人と言われる、建築知らなくても、この人の名前を知っている人は多いはず。今回、彼の書いた絵画やデッサンを初めて見た。実はそれが素晴らしくクオリティが高いことに感動!これって単純なことだけど結構感激する。迫力ある!ある意味、建築家がデッサンうまいことは当たり前だ、でもその当たり前を知れたこと、とっても新しい発見だった。どんなことも一緒で、才能も大事だけど、本人の努力の方がもっと大事なんじゃないかなと。

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あとでネットで調べたら、日本にも、彼が設計した建物が沢山あることがわかった。パリでのルコビジェとの出会いに乾杯!!

 モナ・ハトゥームは、ベイルートで生まれの女性アーチスト。1975年たまたまロンドンにいた際にレバノンで市民戦争が起き、そのままロンドンに亡命することになったという運命を持つ。いろいろな表現方法で世界地図を表しているところが、世界で仕事をしたいと思っている僕とシンクロできる部分がある。こういうデザインって簡単なようで難しい。そしてできない。彼女はそれができるところが素晴らしいのかも

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 実は金沢21世紀美術館にも彼女の作品があるらしい。また行って見てみたい気持ちに。こんな風に学びの連鎖が広がり、現代アートつながりでこんな経験ができたこと感謝!! 

 

 一通り見学をした思ったことがある。それは、最近にできたのと、中国という国家がお金があることが理由で、行政が運営しなんでもほぼ無料で見ることができる上海当代美術館が一番世界でお得な現代アート美術館ではないかということ。

決して金沢21世紀、パリポンピドーを否定しているのではない。世界第2位の経済大国になった中国の美術館についている予算のすごさに感服した。芸術の都Parisで中国のことを考える自分って何だろうと思う反面、世界が動いていることを実感しました。