LONG Museum@Shanghai 2015/03

上海での新オープン美術館でアジアの勢いを知る。経済発展が著しい中国では、文化的な発展も期待されている。アジアでの現代美術の受容の成熟を象徴する個人コレクターによる美術館が注目を集まっている。

こんな記事を雑誌で見かけたので、ある晴れた日に行ってきました。建物は見事なコンクリート建築。かつてはこのあたりは港で、鉄道の引き込み線路や石灰用の漏斗がそのまま残っている。廃工場の面影を残しながら、モダン建築を組み合わせていくのが今の「はやり」なのかな

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 美術館のオーナーはお金持ちな中国人コレクターの劉益謙、王薇夫妻。今、このようなプライベート美術館がはやっているらしい。そこには現代アートから伝統的な絵画まで様々な美術品が展示されていた。

明清の時代の中国風水画がたくさん展示されていた。中国美術の奥深さと歴史の長さを垣間見ることができ、「当時の世界最先端は芸術これなのかな」と感じることができた。単色でここまでの絵がかき上げることができることは単純にすごいの一言。

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20世紀に入ってからの中国絵画の展示があった。1930年代の油絵。その中でピカイチなのは、常玉さん(1901-1966)の「紅色女子」。非常に「おしゃれ」で「存在感」を感じる絵画だ。こんな絵画をかけるということは、きっと当時の上海はかなりのモダン都市だったのかなと思う(今でもモダンだけど)

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 中国現代アートで有名な徐震さんの作品が展示されていた。これを見てどんな感想を言ったらよいのか、なんとも言えないけど、自由な表現ができるような国になったことは事実でこのような作品がどんどんと増えていっているのだなと改めて思った。 

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 中国現代美術のさらなる進化と発展を応援します。